2021.02.18

避妊手術・去勢手術の実際について

避妊・去勢手術の概要は以下ご参照下さい。
避妊手術について(犬・女の子編)
去勢手術について(犬・男の子編)

ここでは避妊手術・去勢手術は実際にはどんな風に行わることになるか、
当院の流れをまとめました。是非ご一読ください。

1.ご予約

まずはお電話や受付にて手術日を確定し、ご予約いただきます(ネット予約はできません)。
ただし、もしその前のワクチン時などに身体チェックが済んでいない場合には、
事前に一度ご来院ください。
手術を受けるにあたって問題がないかどうかの確認をします。
例えば男の子の場合、陰睾といって精巣がおなかの中からでてきていないことがあります。
そうなると開腹手術が必要となりますので、事前の確認が望ましいです。

2.手術当日

まず、手術当日の朝ごはんは抜いていただく必要がありますので、ご協力お願いします。
置き餌の場合は、夜オーナー様がお休みになる前に皿をさげていただいています。
お水は抜かなくて結構です。
午前診療時間内のご予約いただいたお時間にお預かりします。

お預かりをしたら麻酔前の血液検査を行います。
問題なければ病院の昼休みの時間帯に手術に進みます。
術後は様子によってはしばらくICUで休んでもらうこともありますが、
基本的には日帰りで問題ない手術です。
ただ、もしご希望であれば一泊入院も可能です(追加費用もありません)。
当日の夜を家で過ごすのは少し心配という方や、
基礎疾患がある子や高齢の子などは、一泊がおすすめです。

日帰りの場合は17時以降にお迎えにきていただきます。

3.術後の生活

手術当日の夕飯は欲しがったらいつもの半分与える程度にとどめていただいています。
翌日からは通常通りの生活をしていただいて構いません。
気をつけていただきたいのは、傷口をなめないようにしていただくことです。

それぞれ以下のような対策をとります。
猫の去勢の場合(男の子)
なめるようだったらエリザベスカラーをつけていただくような形で、
基本的には普段通りの生活で問題ありません。
通常はあまり気にしないので、何もつけずに過ごしていただける場合がほとんどです。
去勢の場合、縫合は行いませんので抜糸の必要はありません。
10日以上たったところで傷口の確認に連れていらして下さい。
猫の避妊の場合(女の子)
猫はエリザベスカラーを受け入れないことが多いので、
基本的には術後服(院内自作・無料)を着せてお返ししています。
とはいえ術後服もやはり猫は嫌なので、着ている間はあまり動きたがらなかったり、
パタンと倒れて歩きにくいアピールをしたりと心配させることも多々ありますので、
どうかご承知いただければ幸いです。
あまり気にしない子は抜糸まで着せたまま過ごしていただけますが、
大体の子が2日ほどで柔軟な体を活かし、術後服を脱いでしまいます。
気にしてなめていないようなら、脱いだら脱いだでそのままにして問題ありません。
脱いだあと一生懸命なめているようなら、もう一度術後服を着せてみるか、
エリザベスカラーをつけてしばらく過ごすことになります。
布製のエリザベスカラー(買い取り)もご用意あります。
抜糸の必要はありません。
10日以上たったところで傷口の確認に連れていらして下さい。

犬の去勢・避妊の場合(男の子・女の子共通)
エリザベスカラーの無料貸し出しか、
術後服(既製品・有料)を選んでいただいています。
ワンちゃんは体の大きさがばらばらなので、術後服の自作が難しく、
買い取りになってしまいます。すみません。
もちろんご自身で用意していただいても結構です。
エリザベスカラーないし術後服の着用は目標10日間ですが、
最低でも1週間は確実にお願いしています。
オーナー様の目の届く時間は外しても構いませんが、
就寝時やお留守の時間は一番なめやすいので、外さないようにお願いいたします。
ちなみに慣れてしまえば、食事や飲水も外す必要なく生活できる場合がほとんどです。
また、小型犬までのサイズとなりますが、布製のエリザベスカラー(買い取り)もご用意がございます。
ワンちゃんは抜糸の必要な場合と必要ない場合がございますが、
いずれにせよ10日以上たったところで傷口の確認に連れていらして下さい。